いよいよ、ドコモのガラケー(FOMA)やiモードが終了する 2026年3月31日 が迫ってきました。
街中では5Gなどの高速通信が当たり前になっていますが、今回の終了は「古い携帯が使えなくなる」だけでは済まない、とても大きな影響があります。
KDDIやソフトバンクの時には、「自分はスマホだから関係ない」と思っていた方が、当日急に通話ができなくなってパニックになる、といったこともありました。
この記事では、来る2026年4月1日に向けて、何が起きるのか、どう備えればいいのかを、分かりやすく解説します。
ただ、この記事は、FOMA携帯を使っているご本人には届かない可能性があります。
ご自分ではネット検索などをしない方も多いと思いますので…
周囲に思い当たる方がいたら、ひとこと確認してあげたほうが、いいかもしれません!
2026年3月31日で何が終わるの?
2001年から長く親しまれてきたドコモの第3世代通信「FOMA」と「iモード」が、 2026年3月31日をもってサービスを終了 します。 これは、電波そのものが止まってしまうため、4月1日になった瞬間から、対象の携帯電話は 「圏外」 になってしまいます。
ただ「圏外」になるだけなら、それからドコモショップに行けばよい、と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
「自動解約」になってしまい、もとの契約、もとの電話番号には戻れなくなるのです。
対象となる方
携帯電話をドコモで契約している方のうち、契約がFOMAになっている方
・タイプSS、タイプM、など「タイプ」で始まるプラン名
・FOMAプラン39、など、FOMAがつくプラン名
・定額データプラン
・キッズケータイプラン(FOMA)
など
・契約はFOMAではなく4G(Xi)になっているのに
・設定でVoLTEがオフになっている
という方は、強制解約にはならないのに、4月1日から電話が通じなくなる
というパターンもありますのでご注意ください。詳しくは本記事の続きで解説しています。
具体的に使えなくなるもの
- FOMA音声通話: 電話をかけることも受けることもできません。 110番や119番への緊急通報もできなくなります。
- iモード: メール、iアプリ、着うたなどがすべて使えなくなります。
- FOMAプラスエリア: 山間部などでつながっていた電波で、すでに徐々に縮小されてきています。これが、完全になくなります。(※新しい4Gの電波でカバーされます)
KDDIやソフトバンクの終了時もそうでしたが、特に高齢の方や、法人契約で携帯を渡されている方が、当日に「突然つながらない!」と困ってしまうケースが予想されます。
ドコモからの「郵送」や「音声」を見逃さないで
ドコモから郵送で通知が届いているはずです
対象の方には、ドコモからお知らせの郵便物が届いているはずなのですが、どうしても「また広告かな?」と思って捨ててしまいがちです。
また、「重要」「緊急」といった詐欺も横行していますので、疑ってかかる方がいるのも、もっともなことです。
でも、これだけはぜひ、あけて確認してみてください。
こんな感じの、かなり大きな郵便物が届いているようです。

これは、ただの広告や詐欺ではなく、 「このままだと契約が切れますよ」という緊急の警告 です。 郵便受けの底に、未開封のまま眠っていませんか?
ご実家の両親にも、確認してあげてください。
電話を「かける時」、音声でも告知が流れています
郵送による告知のほか、対象の携帯電話で、電話を「かける時」にも、告知の音声が流れています。
こちらはNTTドコモです。2026年3月31日のFOMAサービス終了により、ご利用中の携帯電話がお使いいただけなくなります。機種変更などのお手続きをお願いします。
また、一見してFOMA廃止の影響を受けないように見える一部の機種でも、次のような告知が流れています。
NTTドコモです。2026年4月1日からご利用中の電話機は通信混雑時に110番などの緊急通報がつながりにくくなりますので機種変更のお手続きをお願いします。
しかしこの告知音声は、ドコモによる告知文をみるかぎり「電話をかけた時」にしか流れないとみられます。
このため、自分からかけることはなく、ほぼ着信専用で使っている方には、4月に起こる大変な事態が伝わっていない可能性があるのです。
「そのまま」で4月1日を迎えると、自動解約に!?
もし、何の手続きもしないまま2026年4月1日を迎えてしまったら、どうなるのでしょうか。
ただ「使えなくなる」だけではなく、 契約自体が「自動解約」 となってしまう可能性が高いです。
電話番号が消滅してしまいます
一番怖いのは、 長年使ってきた電話番号がなくなってしまう ことです。
自動解約されてしまった番号を、あとから「やっぱり使いたい」と言っても、 取り戻すことは基本的にできません。 何十年も使い続け、友人や色々なサービスの登録に使っている番号が、一瞬で消えてしまうのです。
銀行や証券会社へのログインに使っていたり、二段階認証に使用している電話番号の場合は、ログインできない、ということも起こりえます。
iモードのデータも消えます ※契約移行とは別にデータ移行が必要
iモードメールや、ドコモのサーバー(お預かりサービス)に保存していた電話帳や写真データも、サービス終了と同時に削除されてしまいます。 「あとで何とかしよう」は通用しません。
このデータに関しては、契約移行するだけでは移行されないので、注意が必要です。
SDカードへのバックアップ(電話帳・画像など)や、ドコモショップの「DOCOPY」、または「ケータイデータお預かりサービス」を利用して、新機種に移行する必要があります。
家族割などが解除になる可能性があります
代表回線が自動解約になった場合、他のご家族はすでにLTEの機種に変えていたとしても、家族割が解除になってしまう可能性があります。
また、法人用の「一括請求グループ」「ドコモ光のペア回線」「ドコモ電気・ガスのペア設定」などにも影響があります。

「私はスマホだから大丈夫」は大間違い!VoLTE非対応に注意
「自分はスマートフォンを使っているから、ガラケーの終了なんて関係ない」 そう思っている方、 実はスマホの方も要注意なんです。
「VoLTE」に対応していないと通話ができなくなります
今のスマホは「VoLTE(ボルテ)」という技術で電話をしています。しかし、少し前のスマホ(2010年代前半〜中盤)の中には、 「ネットは4Gでつながるけれど、電話は3G(FOMA)を使っている」 という機種があるんです。
こうした機種は、4月1日以降、 「ネットは見られるのに、電話だけ一切できない」 という状態になってしまいます。
VoLTE対応機種でも注意が必要なケース
一部のVoLTE対応機種では、販売時にVoLTEが「オフ」になっている場合があり、自分でオンにする必要があります。
さらに、設定とは別に、契約が3G(FOMA)、4G(Xi)どちらになっているか、という問題もあります。
二つの問題がからむので、なかなかややこしいです。
- 3G(FOMA)契約の場合: 4月1日に自動的に解約され、料金も止まります。契約変更が必要ですが、機種変更はしなくてよい可能性があります。ただしSIMカードの交換は必要です。
- 4G(Xi)契約でVoLTEオフの場合: ネットが繋がるため契約は継続されますが、設定でVoLTEをオンにしないと、電話をかけることも、受けることもできなくなります。
自分のスマホがいま、VoLTEオンなのか、オフなのかは、設定画面で確認できます。
- iPhone 12以降…自動的にVoLTEがオンになっており設定項目はありません。
- iPhone 12より前…設定→モバイル通信→通信のオプション→音声通話とデータ→VoLTE
- Android…設定→ネットワークとインターネット→モバイルネットワーク→「4G回線による通話」または「VoLTE」など(機種により異なります)
一方、自分の契約が3G(FOMA)のままなのか、4Gになっているのかは、端末上からは100%は判別できません。
画面の上のほうにあるアンテナマークの横に「4G」と表示される方は、間違いなく4Gの契約です。一方、「3G」と表示されている方も、電波条件や設定により、4G契約なのに3Gと表示される場合もあります。確実なところは、届いている請求書やmyDocomo、またはドコモショップでご確認ください。
特に注意が必要な機種
- iPhone: iPhone 5s, 5c以前のモデル
- らくらくスマートフォン4 (F-04J)

発売年が新しくても、非対応の機種があります
- 2014年発売の 「らくらくスマートフォン3 (F-06F)」 は、アップデートでVoLTEに対応しているので 今後も使えます。
- しかし、それより新しい2017年発売の 「らくらくスマートフォン4 (F-04J)」 は、 通話ができなくなる(または制限がある)機種 にリストアップされています。
このように、発売年の順番とは逆転しているケースがありますので、必ず型番を確認してください。 また、SIMフリーの海外製スマホ(HuaweiやASUSの古い機種など)を使っている方も、通話ができなくなる可能性があります。
影響を受ける機種の一覧が掲載されています。
ドコモホームページに、影響を受ける機種の一覧が掲載されています。

膨大な数が掲載されていますので、ドコモが用意した「条件を選択して調べる」「機種名を入力して調べる」のほか、次の手順で確実に確認することをおすすめします。
- お使いの携帯・スマホのメーカー名を確認する
- 各機種の「設定」→「端末情報」から、型番を確認する
(機種によりメニュー名は異なります) - ドコモの一覧を見て、メーカー名のところに自分の型番がないか確認する
機種変更にはお金がかかる? と思ってためらっている方へ
「変えるつもりはないのに、どうしてお金をかけて機種変更しないといけないの?」
「スマホに変えると高くなるし、使いこなせるか不安……」
そう思って先延ばしにしている方も多いと思います。でも、FOMA終了直前の今は、ドコモも移行キャンペーンに力を入れているので、実はとってもお得なんです。
月額料金はガラケー並みか、それ以下に
FOMAからの変更専用の 「はじめてスマホプラン」に、「はじめてスマホ割」を適用すると
- 月額 1,265円(税込) から(1年目)
- 2年目以降 1,815円(税込)
- 1回5分以内の通話が無料
※dカード割引を含まない金額です。
これなら、ガラケー時代と変わらないか、むしろ安くなるかもしれません。
※注意点
・家族割・ドコモ光割を適用する際、このプランはこれ以上安くなりません。
・通話が5分を過ぎると30秒22円と高額です。カケホではありません。長電話する方は1,100円のカケホをつけるのがおすすめです。
・紙の請求書を送ってもらうことが有料になります。Webでの確認に切り替えると無料です。
・契約月が日割りになりません。
・月間データ量1GBしかありません。アップデートなどで一瞬でなくなってしまい低速になります。スマホとしてきちんと使いたい方には不向きです。
機種代金も「一括1円」など破格に
在庫処分も兼ねて、 「一括1円」や数千円 で買えるスマホが出ていることもあります。
また、人気のGoogle Pixelシリーズなども特価になっている場合があるようです。
一括ゼロ円になっている可能性がある注目機種
最新鋭機種
・Google Pixel 9a
・iPhone 16e
定番のエントリーモデル
・AQUOS wish5
・Galaxy A25 5G
・らくらくスマートフォン(F-53E)
「ガラホ」(4G/LTE対応の折りたたみケータイ)
※見た目はガラケーですが契約や通信回線はスマホ扱いです
・arrows ケータイ (F-52C)
・DIGNO ケータイ (KY-42C)
・AQUOS ケータイ (SH-52C)
事務手数料は残念ながらかかってしまう…
契約変更にともなう事務手数料は、残念ながら4,950円かかってしまうようです。
希望した機種変ではないのに、こんなにかかってしまって残念という声が多く出ていますが、仕方がないようです。
店頭ではなく、ドコモオンラインショップなら、事務手数料も無料でできるようです。
今からでも、早めに対処をおすすめします
もうFOMA終了予定が発表されてから、4年ほどたっていますので、かなりの方が乗り換えをすませているとは思うのですが、最後の駆け込みの方もかなり多いと予想されます。
今まで気が付かなかった方、先延ばしにしていた方、それから、希望の機種がゼロ円になるのを待っていた方など。
2月、3月になると、ドコモショップが混雑し、長時間の待ちが出ることも予想されます。また、希望が殺到する機種では、在庫切れも懸念されます。
ぜひ、お早目の対処をおすすめします。

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